現役大学生が伝える奨学金の恐怖
こんにちは(^O^)
友人が一人留年したのが今日のハイライトGAZIpanです。
今回のテーマ
今日は奨学金の話です。
もう文字を書くだけで億劫ですが大事なので書いていきます。
学生の認識の甘さ
学費が安い、または無料という国は世界に数多くありますよね。特にヨーロッパ、代表的なので言うと、ノルウェーやデンマークなどが挙げられます。
仮に学費がかかったとしても奨学金を無償で提供してくれる学校も存在します。とても素晴らしいシステムだと思います。
しかし残念ながら日本はこのシステムを採用していません。税金の割合で言えば、確かに学費無料の国と比べて低いのですが、学費はそうではないです。
当ブログの読者で学生、もしくは奨学金返済中の身なら分かると思いますが、たとえ国立大出身だろうと決して簡単に払える額ではないですよね。私立ならなおさらです。
奨学金返済中の方にお聞きしたいのですが、学生時代本気で奨学金について調べたりしたことはありましたか?
もし滞納している人がいれば答えは大半がNOです。
実はこれ僕の勝手な想像ではなく、実際に奨学金を貸している「日本学生支援機構」が数万人からの無作為抽出で得たデータから証明されています。詳しくは「JASSO」のホームページに載っているます。
一応データを載せておきます。
簡単に説明すると無延滞者は奨学金を借りる前に9割の人がよく調べていたのに対し、延滞者は半分程の人しか調べていなかったのです。
残りの半分は、手続き中だとか貸与中、もしくは返済中や催促を受けてから返還義務を知ったなどの回答が、それぞれ約10%ずつ占めていました。
返済中や催促を受けてから調べ始めるなんてとんでも無いですよね。もし読者の方にこんな人がいれば、悪いことは言わないのですぐに行動した方がいいです。
データはあくまでもアンケートのようなものですので、奨学金について本気でリサーチしている人は実際にどれほどいるのか分かりません。
それでも全体の約3割の人は、学生時代に考えていないのです。完全に理解している人なんて半分程度かもしれません。
あなたは「奨学生のしおり」とか最後まで読んだことありますか?
友達同士で話して「自分は奨学金について考えている!」と自己満足で終わっていませんか?
行動するのは今です。
大切な人を破滅させないために
奨学金を申請する上で連帯保証人、保証人と書く欄がありますね。大半の人は親、もしくは親族です。
返済が厳しくなると奨学金破産という形で連帯保証人もしくは保証人の方に負債がいきます。
よく◯◯破産と聞くと最後の手段、もしくは最後の希望と勘違する学生がいますが、あれは希望などではなく未来へ向けた負債の先送りです。
借りたお金が0になる訳ではありません。あくまで返す人が変わっただけです。
仮にあなたが1000万の奨学金を返済しきれなくなり、破産申請をしました。
これで一安心…と思うと大間違いです。
残った奨学金は連帯保証人つまり親か親族の方に行きます。破産するほどの状況ですから破産申請が通ったとしても、あなたは直ぐに昔のような生活には戻れないでしょう。
その場合どうしますか?友人達には迷惑をかけられないためやはり親、親族を頼るでしょう。
ですが、おや?破産原因の奨学金はどこに行きましたっけ?
そう。親、もしくは親族です。
彼らだって唐突に数百万の負債を背負わされたので、現状の生活を送るのは難しくなるでしょう。そんな中、負債原因を作ったあなたを養う余裕などあるわけないです。
つまり、奨学金破産を軽く考えているとこのような深刻な事態に落ちるわけです。一生かけて返していくお金とはよく言ったものですね。
莫大な負債は次の世代、次の世代へと引き継がれてもいきます。奨学金は4親等まで保証人を決められるので、少し誇張して言えば、ひ孫を飛び越え玄孫まで負債を送ってしまいます。
あなたは未来永劫、孫達に自分を苦しめ続けた元凶と思われたいですか?
最後に
今回はあまり深く奨学金の仕組みなどは解説しませんでした。今後、奨学金関連の話は不定期に更新していこうと思います。
しかし、読む人の意識が変わらないことには意味がありません。
僕が伝えているのは奨学金という巨大な怪物のほんの一部です。
日本はお金に対するリテラシーが先進国なのに他国に比べ低い国です。一生付き合っていくお金の知識。
どうか少しでも勉強して豊かな人生を歩んでください。
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